Xubuntu13.10へアップグレードしました
目次
- 環境
- アップグレードの手順
- dropboxが消えた
- Google Chromeが消えた
- iBusのアイコンがずっと灯ったまま
- XAMPPが自動起動しない
- 音は出るが、通知領域のアイコンがミュート状態のまま
- (未解決) ハイバネートが無効になった
- (未解決) geditが頻繁に落ちる
- 感想
- 追記 iBusの代わりにFcitx導入 2013-10-21
環境
アップグレードの手順
なお、今回はdist-upgrade
ではなく、LiveUSBを作成してそれを挿してPCを起動してアップグレードしました。
- 利点 : 最初に数項目入力した後ははアップグレード中に何も尋ねられない。
- 欠点 : 独自にレポジトリを追加してインストールしたソフトが削除される。(dropbox, GoogleChrome)
ダウンロード
- 公式: ミラー一覧
LiveUSBを作成
Windows機で作成しました。
LiveUSBからPCを起動してアップグレード
通常、LiveUSBから新規インストールするような操作を途中まで行います。
そしてインストールの種類を選ぶ際に、アップグレードする
という項目を選びます。
その後、新規インストールのようにタイムゾーンなどを選ぶ画面が続き、その後アップグレードが始まります。
これも新規インストールと見分けがつきませんが、すべてが終わるとアップグレードが完了しています。
実は午後10時にアップグレードを開始して午前0時まで寝落ちしてたのですが、その間にアップグレードは終わっていました。
いつもと違って『〜を消してもいいですか?』というダイアログが途中で表示されて処理が止まることもなく、楽ちんでした。
そのかわり、いくつかのソフトは勝手に削除されてしまいましたが… (^ ^;)
dropboxが消えた
アプリケーションメニューからも消えていますし、$ dropbox
も反応なしです。
あらためてdebパッケージをDLしてインストールしました。
$ sudo dpkg -i ~/Downloads/dropbox_1.6.0_i386.deb
これで正常に動いてくれるようになりました。
ちなみに、ソースリストがどうなったのかを確認します。
/etc/apt/sources.list.d/dropbox.list
deb http://linux.dropbox.com/ubuntu precise main
これを浅知恵で下記のように変更したらapt-get update
でエラーが出るようになったのですぐにもとに戻しました (-_-;)
deb http://linux.dropbox.com/ubuntu saucy main
GoogleChromeが消えた
dropboxと同じく削除されていました。
以前と同様の方法 でインストールを試みます。
# Googleの公開鍵をaptの信頼キーに登録します。 $ wget -q -O - https://dl-ssl.google.com/linux/linux_signing_key.pub | sudo apt-key add - # ソースリストに安定版Chromeの配布元を追加します。 $ sudo sh -c 'echo "deb http://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main" >> /etc/apt/sources.list.d/google-chrome.list' $ sudo apt-get update
が、エラーが発生。
$ sudo apt-get install google-chrome-stable パッケージリストを読み込んでいます... 完了 依存関係ツリーを作成しています 状態情報を読み取っています... 完了 インストールすることができないパッケージがありました。おそらく、あり得 ない状況を要求したか、(不安定版ディストリビューションを使用しているの であれば) 必要なパッケージがまだ作成されていなかったり Incoming から移 動されていないことが考えられます。 以下の情報がこの問題を解決するために役立つかもしれません: 以下のパッケージには満たせない依存関係があります: google-chrome-stable : 依存: lib32gcc1 (>= 1:4.1.1) しかし、インストールすることができません 依存: lib32stdc++6 (>= 4.6) しかし、インストールすることができません 依存: libc6-i386 (>= 2.11) しかし、インストールすることができません E: 問題を解決することができません。壊れた変更禁止パッケージがあります。
この不足しているパッケージをインストールしようとすると、レポジトリに存在しないと告げられます。
…GoogleChromeの使用は諦めました (-_-;)
今はChromiumを使っています。
バージョンが29ですが、全然問題ないです。
iBusのアイコンがずっと灯ったまま
2chでも問題になってました。
iBusの仕様変更が原因で、バグではないそうです。
でも、インプットメソッドをMozcと直接入力だけにすれば、全角/半角
キーで切り替えるように設定できます。
手順 (ibus-mozcの場合)
Mozcプロパティ
>一般
キー設定の選択
の編集
をクリック。
Hankaku/Zenkaku
キーが割り当てられている項目を探し、別のキーに変更する。
全部で3項目あります。
私はCtrl Space
に変更しました。
IBusの設定
>全般
キーボードショートカット
の項目で、次のインプットメソッドに切り替えるキーをZenkaku_Hankaku
に変更します。
これで、これまでと変わりなく使えます。
XAMPPが自動起動しない
/etc/rc.local
も初期化されてました…。
あらためて、endの直前に/opt/lampp/lampp start
を追記しました。
音は出るが、通知領域のアイコンがミュート状態のまま
2chの書き込みのとおりにして再起動したら正常に戻りました m(_ _)m
13.10で音量パネルが機能しなくなった場合 /usr/share/dbus-1/services/indicator-sound.service の Exec=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/indicator-sound/indicator-sound-service 行を Exec=/usr/lib/indicator-sound-gtk2/indicator-sound-service に書き換えたら直った
(未解決) ハイバネートが無効になった
以前の記事 と同じ操作を行ったのですが、ハイバネートは無効のままです。
今後、公式に情報が出ることを期待します (-_-;)
(未解決) geditが頻繁に落ちる
geditが明らかに不安定になりました。
突然落ちることが頻繁に発生します。
これは…、どうしようもありません。
数日中に状況が改善されなければ、別のエディタを検討します (-_-;)
感想
考えてみれば、リリース直後にアップグレードしたのはこれが初めてです。
ヒトバシラー(人柱)デビューですね (*´∀`*)
で、やっぱり半月ほど経ってからアップグレードするのが賢いなと思い知らされました (^ ^;)
geditの不安定化は痛すぎます。 常用してるテキストエディタなのに…(つД`)
追記 iBusの代わりにFcitx導入 2013-10-21
2chの書き込みをもとにFcitxを試してみたら、iBusよりずっといいかんじでした!
806 :login:Penguin :sage :2013/10/20(日) 22:08:47.09
>>805 一部訂正
sudo add-apt-repository ppa:japaneseteam/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install fcitx fcitx-mozcSettings Manager => Language Support => Keyboard input method system : fcitx
Settings Manager => Fcitx Configuration => Input Method => + Mozcsudo apt-get purge ibus ibus-mozc ibus-anthy
logout