読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

すたらブログ

文系Webプログラマの備忘録

靖国神社と遊就館を見学してきました

(見学日: 2014年1月18日)

おことわり(私の思想信条)

項目 立場
支持政党 日本共産党 党員(2004年入党)
政治家の公式参拝 現時点では反対
政治家の私的参拝 親類縁者が祀られていて、という事情ならば容認。
(例: 新藤義孝氏)
A級戦犯合祀 現時点では反対
戦没者追悼のあり方 靖国神社の姿勢が変わるならばA級戦犯合祀も政治家・皇族の公式参拝も賛成。
むしろ是非そうしてほしい。

靖国神社にたどり着くまで

昨年10月から今年3月までの6ヶ月間の予定の東京滞在。
伝聞ではなく実物を自分の目で見ておく必要はあると思うものの、忙しさにかまけてしまって、このまま行かなくてもいいかなという気になっていましたが、この機会を逃したらそれこそ一生行かないだろうなと考え直しました (^ ^;)

1月18日の朝6時に起きていつもどおり洗濯・アイロンがけを済ませてインスタントラーメンで軽く腹ごしらえもした後で、10時半頃にホテルを出てJR東十条駅から秋葉原駅へ。
ちょっと歩いて都営地下鉄岩本町駅から九段下駅へ。
靖国神社は目の前でした。


靖国神社の感想

写真や映像で何度も見た、あの大きくて直線的な鳥居には圧倒されました。
が、それ以外は他の神社と大きく違う点はありません。
無論、よくよく探せば独特の展示物が目に入るのですが…。
手水舎で清めた後で神門をくぐると中はさらに落ち着いた雰囲気で、あやうくそのまま参拝してしまいそうになりました
(^ ^;)


遊就館の感想

拝殿から右に折れて、今回の主目的の遊就館へ。

1Fに零戦が展示してありました。
こんなに小さかったのか…。操縦席も狭いなー。
これに乗って、みんな…。
下調べ通りレストランも営業していることを確認し、入場券を購入して2Fへ。

全体的には、予想と違って、皇国史観をえげつなく主張しているわけではありませんでした。
軍事博物館ですから武器や兵器はたくさん展示されているのですが、暑苦しい印象はありません。
まあ、穏やかにごく自然に主張している、という感じでした。
…ある意味、それが恐ろしいのですが…。

ただ、ドキュメント映画「私たちは忘れない」には、すさまじい嫌悪感を抱きました。
2Fに上がってすぐの"映像ホール1"で上映されていて、ちょうど12時の上映開始直前だったのでそのまま入場して50分間視聴しました。


映画「私たちは忘れない」の感想

結論ありきで状況の解釈をねじ曲げている

『西洋対アジア。その代表の日本』という構図には無理がありすぎるなと感じました。
もともとの西洋同士の争いに日本が参加したにすぎないと私は考えます。
『いよいよ日本の存在を邪魔だと感じた列強が結託して日本排除を始めた』という"悲壮な被害者"意識は見ていて恥ずかしいです。
列強の間では昔から目まぐるしく合従連衡が繰り返されていて、一時的な包囲網など珍しくもありません。

結論ありきで状況の解釈をねじ曲げるというのは、この映画だけでなく団体個人問わずあらゆる主張(共産党の機関紙:しんぶん赤旗も含む)で陥りがちですから、私も肝に銘じます。

ブーメラン

米国人が自国の偏った正義を批判した事実をこれみよがしに掲げて、『米国人自身が自国の非を認めている! 日本は謀略の犠牲者だ! 日本は悪くない!』と主張しているくだりがあります。
が、その『都合のよい、偏った正義』という批判の言葉はそのまま日本にも突き刺さるのですが、分かっているのでしょうか…。
(その米国人というのは、たしかピューリッツァー賞を受賞した人だったと思うのですが、メモを取っておらず、帰宅後に調べたのですが分かりませんでした。)


全体の感想

もったいないな、と感じました。

靖国神社には日本人として戦い亡くなられた台湾人、朝鮮人も祀られています。
また、白人に対する日本の活躍が、アジア・アフリカ諸国や、白人社会の中で暮らす有色人種を勇気づけたこと、現在も感謝されていることは紛れもない事実です。
それなのに、自国の非はわずかでも認めない幼稚な姿勢がすべてを台無しにしていると思います。

ちょっと話が逸れますが、私は中共と韓国が""嫌いです。
領土問題にしても歴史認識にしても、哀れな被害者を装いつつ自国に都合の良い解釈のみをずうずうしく押し通す姿は、まさに厚顔無恥
そして、それはそのまま靖国神社の姿勢にも当てはまります。

皇国史観にせよ、自虐史観にせよ、なぜ極端な立場しか取れないのでしょうか。
幕末から敗戦までの百年間の多種多様な人々の行動を、正悪のどちらかでまとめて断ずることなどできないと、なぜ気づかないのでしょうか。
映画の感想でも書きましたが、これは誰もが陥るおそれのあることですから、私も重々肝に銘じます。