すたらブログ

文系Webプログラマの備忘録

4ヶ月間の鬱の報告

3月30日から鬱になっていましたが、今日の午前中に久しぶりに散髪に行くことができ、回復を確信したのでご報告します。

目次

  1. お詫び
  2. 期間
  3. 前兆
  4. 鬱の間の行動
  5. 今後は

お詫び

4月から2ヶ月間講師を務めることになっていましたが、直前で他の方に代わっていただくことになり、多くの方にご迷惑をかけました。
本当に申し訳ありません。

期間

元気なときは毎日、Twitterにその日の気分を数値にして投稿していたのですが、3月30日に最低値の1になっています。
よって、期間は3月30日から今日までの4ヶ月間とみなします。

(※ 気分は1から9までの9段階評価)

前兆

3月23日から体調を崩しました。

日付 内容
03-23日曜 気分3 風邪のようなだるさ。体温37.2度 orz
03-24月曜 気分4 発熱。体温37.4度。
03-25火曜 気分3 熱で苦しい。
03-26水曜 気分3 発熱に苦しむ。
体温は朝の37.4度から夕方の36.7度へ。
しかし今も苦しい…。
03-27木曜 気分3 集中力が続かない。
熱は下がった。
03-28金曜 気分3 苦しい。集中力が続かない。
03-30日曜 気分1 心身ともに衰弱。体温37.2度。
03-31月曜 気分1 苦しさと鬱状態
社会人としての意識が大幅に低下している。
もはやどん底の鬱。
体温は36.9度だが、やはり苦しい。
04-01火曜 気分1 本格鬱。誰とも話したくない。

これまでとの違い

これまでは、鬱になる前は夜更かしなどで生活のリズムが崩れていました。
Linuxの設定など、なにかに夢中になりすぎて頑張りすぎてこだわりすぎて生活のリズムが崩れて、その疲労が限界を超えるとベッドから起き上がれなくなりました。

が、今回は早寝早起きをずっと続けていました。
また、前兆として発熱するというのは初めてのことでした。

鬱の間の行動

ほとんどは自室でふとんにくるまってゲームをして過ごし、時折起き上がってプログラムを書いていました。
…だいたい、いつもどおりです。

ゲームについて

遊んだゲームタイトルは下記の通りです。

  • 連ザP (UMD版, ダウンロード版)
  • MHP3 (ダウンロード版)

今回の鬱の期間中にPSPの電源コードが断線で使えなくなり、PSVitaだけが頼りになりました。
電源コードを買いに外に出かけようなどとは、鬱の状態では思えるはずもなく。
"連ザP"は鬱の間の友としてどうしても必要だったので、ダウンロード版を追加購入しました。

いつも思うのですが、鬱が明けると全くゲームをしたくなくなるのが不思議です。
「ゲームなんて時間の無駄だ」と感じて、昨日から英語学習アプリのiKnow!を使っています。
この落差はなんなのでしょうか。
単に飽きただけとは考えにくいです。
逃避しつつも『このままじゃダメだよなぁ…』という思いを抱いていたのが、回復を機に一気にゲームを遠ざけるということでしょうか。

プログラミングについて

多くの方にご迷惑をかける結果となってしまいましたが、講師育成研修で得たものは本当に貴重でした。
特に、これまであやふやだったオブジェクト指向に対する理解が深まったことが、自身の成長の促進剤となりました。
鬱の間に自作のjQueryプラグインオブジェクト指向に沿うように修正して、ゆっくりと研修の復習ができたことは、とても褒められたことではありませんが、良い糧となりました。

具体的には下記のようなことをしていました。

このブログのアーカイブを振り返ってみると、今回は鬱のわりにはよく投稿していたなと感じます。

自身の実感としても、オブジェクト指向での書き方が少しつかめたこと、研修中に覚えたJavaDocを元にJSDocを書くようになったことで、これまでの自己流の書き方よりも格段に分かりやすいソースコードを書けるようになったことが嬉しくて、昼夜逆転の生活の中でも頻繁に机に向かっていたなと記憶しています。

多大なご迷惑をかけて、研修関係者の方々には申し訳なくて顔向けができませんが、同時に感謝の念も絶えません。
バッハ好きなSさん、パパさんアスリートのIさんには特に感謝しています。

今後は

今回のことで、自分の健康状態の把握に全く自信を持てなくなってしまいました。
自身の鬱病について、これまでは「生活のリズムを崩さなければ未然に防げる」と考えていました。
が、今回のように、早寝早起きを続けていて自覚症状もないのに発熱でいやおうなく寝こむという経験をすると、不安になります。

変調をきたす直前、ある方から『アニメは観たほうがいいよ』と助言されていたのを思い出します。
研修中、私は毎晩アニメを観ることが唯一の楽しみでしたが、講師としての本番が近づいてきたので、それに専念すべく本番終了まではアニメを断つ宣言をしていました。

(3月11日、Facebookでの発言)

先ほどの助言は、これを心配した方からいただいたものでした。
もしかしたら、アニメを断ってしまったことで気分転換の機会を失ってしまったのかもしれません。
しかし、それは後から振り返ってはじめて気づくことで、危険状態であることをその時点で気づくのは、私には不可能に思えます。

そこで、障害者向けの職も含めて、強度の低い仕事を探そうと思います。
ちょうど1年前に、その姿勢でいこうと決めていたのを思い出しました。

この直後に講師育成研修のお誘いをいただき、就職に対する落ち着いた姿勢が固まり、鬱の予防に自信を持ちつつあったので、好機だと思ってお受けしました。
その後の半年の研修の間、早寝早起きを続けて、熱中による不眠を避けるために夜はPCをいじらないようにして気をつけてきたものの、いつもとは違う過程で鬱になったことで自信を喪失しました。

これはもう、客観的に見ても一般的な労働は無理だと思います。
自分の考える限界を大きく下回る強度の労働から始めて自分の健康状態を観察し、今は無理だと感じている"危険状態の察知"に慣れていこうと思います。


追記 2014-08-08

生活が通常の昼型に戻ってしばらく過ごしてみると、鬱になる直前の3月下旬のことがいろいろと思い出されます。
この記事を書いた時は、アニメを見なくなったことが、つまり息抜きをしなくなったことが引き金であると考えていました。
が、よく思い出してみると、背伸びをしてそれをずっと続けようとしたことが大きな原因なのではと考えるようになりました。

講師の準備はいくらやっても足りるということはなく、あれやこれやと手を出して心身に負荷をかけていました。
『本番が始まり、講義が軌道に乗るまでの我慢だ』と考えていましたが、その本番開始の直前に身体が文字通りオーバーヒートしてまいました。

3月までの5ヶ月間は、定時に終業していましたし心身ともに負荷は低く、何も問題はなかったと思います。
結局、今回も『まだ大丈夫』『少しの間だけだから』と無理を重ねた結果鬱になるというパターンだったのでしょう。

3月に入っても定時終業は相変わらずだったので、純粋に心の重荷から鬱になってしまったと思います。
だから、これまでの鬱とは違う発症だったのでしょう。
そう考えると、今の自分には普通の就職はできないとあらためて感じます。