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すたらブログ

文系Webプログラマの備忘録

鬱で長期欠勤している同僚に手紙を書きました

経緯

2015年3月16日から、就労継続支援A型事業所の印刷部門で働き始めました。
名刺・パンフレットやWebサイト作成など幅広い業務ですが、私の担当はWebサイト作成です。
同じくHTML・CSSのコーディング担当の若い女性と画像素材担当の若い男性と共同で仕事を進めているため、自然とその二人と仲良くなりました。

しかし、すぐに女性の方が体調を崩して早退や欠勤をするようになり、やがてまったく出勤しなくなってしまいました。
彼女は今まで一人でコーディングしていて、共同でコーディングするのは今回が初めてだったそうです。
私は入りたてで早く仕事を覚えようと前のめりの姿勢になっていたので、それが彼女にとって重圧になっていたのではないかと気になっていました。
彼女は私と同じく躁うつ病だそうなので尚更心配です。

欠勤が続いて以来ずっと手紙を書きたいと思っていたのですが、相手は若い女性ですし、入りたてで状況をよく分かっていない身分なので遠慮していました。
しかし、他の方の話では今回の彼女の鬱はいつもより症状が重くて長引いているということなので、思い切って手紙を書き、それを部署の責任者の方に預けました。


手紙の本文

△△さんをはじめ、印刷部の方々に◯◯さんの鬱時の傾向を尋ねてみたのですが、やはり私が自分のペースに◯◯さんを巻き込んでしまったのではないかと気がかりです。

以前お話ししたかもしれませんが、8年前にもチーム作業なのにメンバーの様子を気にかけずに私が「早く、早く」とせっついたために、ある朝メンバーの一人が机でぐったりしていたことがありました。
「このままやっていけるか自信がなくなった」と言う彼女に対して、私は内心「そんな弱気でどうする…!」と感じていました。

今は深く反省していますが、□□に入ったばかりの緊張で気がたかぶり、◯◯さんの普段のペースを乱していたかもしれません。
今度◯◯さんが帰ってきた時、ゆっくりお話しさせてください。


手紙についての補足

上記の文章だけでなく、気楽に視聴できる動画を紹介したものを書き、それを先頭にして100円ショップで購入したA5サイズのクリップボードに挟んで渡してもらう形式にしました。

他の方から「全く部屋から出ていないらしく、もしかしたら食事も十分に摂っていないかもしれない」という話を聞いたので、食欲をそそり、かつ楽しく笑える動画を選んだつもりです。
若い女性にウケるのかどうかは分かりませんが…。


自身の鬱と重ねて

私自身の鬱の場合、自宅に訪ねて来られても決して応対しません。
無視します。居留守を使います。
電話もメールも無視します。
封筒に入った手紙なども決して読みません。
今回、小さなクリップボードにメッセージを挟んだのは、片手でも横になった状態でも気軽に手にとって読んでもらえるようにという私なりの工夫のつもりです。

私は一旦鬱になったら2~3ヶ月は部屋に閉じこもります。
しかし、いつもそうではなく、たまにあっさり復帰することもあります。
例えば6年前、母が事故で入院している時に父と喧嘩してそのまま引きこもりそうになったのですが、珍しく父が謝罪したことで自分でも驚くほどあっさりと気分が好転しました。

また、鬱の期間中は外界と断絶して気の済むまで引きこもっていたいと望んでいるかというと必ずしもそうではなく、実は外からの助けの手を求めています。
ただし、それはその時の私の感情にピッタリ合う手法による助けに限ります。
ある程度強引に外に連れ出してほしいと望んでいるものの、昔の母がしたような、私が着ていたちゃんちゃんこが破けるほどの力尽くで、というのでは逆効果です。

逆に、放置されるとそれはそれで周りを恨みます。
「なんで色々試そうとしないんだ? 親だけで心療内科に行って先生に相談してみればいいのに…。なんて想像力に乏しいんだ、ボクの両親は!」という具合に。
呆れるほど自分勝手ですが、外からのアプローチを期待していることは確かです。

鬱の回復期にはメールボックスを開くこともできるようになり、そこで目にした、自身が制作したプログラムへの質問や要望などをきっかけにして「ああ、やっぱりボクって皆から求められているんだ! ゜゚・*:(゚∀゚):*・゜゚」と部屋を出てPCをいじり始めることもよくあります。

今回、初めて鬱の当事者ではなく外界の人間の立場となりました。
自身の鬱の時には「あー、誰か助けてくれないかなー。今の気分にピッタリ合うアプローチならば、こっちも話を聞いてあげないこともないんだけどなー |д゚)チラッ」などと身勝手な願望を持っていたくせに、いざ外の立場となった今、腫れ物に触るように遠巻きに眺めて彼女が自力で回復するのを黙って待つだけ、というのは絶対にできません。

いろいろ思案して書き上げた今回の手紙も、彼女には全く響かないかもしれません。
周りの人々からは変な人間だと思われるかもしれません。(ま、実際変ですが)
それでも、何らかの発信を試みたくて手紙を託しました。


補足

手紙で触れている8年前の出来事は、2007年5月~9月のプログラミング(PHP)の職業訓練中に起きたものです。
毎日与えられる何らかの課題をグループで制作していたのですが、私は始めの分担決め以外は作業に没頭してしまい、メンバー間の意思疎通を図ろうともせず、「とにかく作れ! 急いで作れ!」という姿勢でした。
この姿勢は現在もなかなか改められずにいますが、加えて当時は「仕事は苦しくて当然。その苦しさを我慢して当然。それが大人だ!!!!」という禁欲的で破滅指向な考え方に強く支配されていました。
そんな人間にチームの連携を阻害されてしまって、当時のメンバーには本当に迷惑をかけてしまったと深く反省しています m(_ _;)m

また、文中では両親への悪口を言ってますが、現在は自身の病状をしっかりと説明し、毎日の体調を報告して意見交換しているので、両親を信頼していますし関係は良好だと思います。