すたらブログ

文系Webプログラマの備忘録

Redmineの初期設定

前提

LinuxサーバへRedmineのインストールを済ませておいてください。
(詳細: VagrantのCentOS6.5にbitnami-redmineをインストールする)

目次

  1. 起動方法
  2. Windowsの起動時に仮想マシンRedmineも起動させたい
  3. メール送信の設定
  4. プラグインを導入する場合は
  5. アンインストール

起動方法

ctlscript.shに対して命令を指定します。
なお、rootユーザでインストールしたので、管理者権限(sudo)が必要です。

SSHクライアント
$ sudo /opt/redmine-3.0.4-1/ctlscript.sh start
  • 起動: start
  • 再起動: restart
  • 停止: stop
  • 状況確認: status
  • ヘルプ: help

Windowsの起動時に仮想マシンRedmineも起動させたい

まず、仮想マシンの起動時にRedmineも起動させるようにします。

SSHクライアント
(Redmineの起動スクリプトを別の場所へコピーする)
$ sudo cp /opt/redmine-3.0.4-1/ctlscript.sh /etc/init.d/bitnami-redmine

(エディタで編集する)
$ sudo vi /etc/init.d/bitnami-redmine

文頭が下記の形になるように、### BEGIN INIT INFOから### END INIT INFOまでを追記してください。

viエディタ (/etc/init.d/bitnami-redmine)
#!/bin/sh

### BEGIN INIT INFO
# Provides:          BitNami Redmine
# Required-Start:    $remote_fs $syslog
# Required-Stop:     $remote_fs $syslog
# Default-Start:     2 3 4 5
# Default-Stop:      0 1 6
# Short-Description: Start daemon at boot time
# Description:       Enable service provided by daemon.
### END INIT INFO

# Avoid root execution
if [ `id|sed -e s/uid=//g -e s/\(.*//g` -eq 0 ] && [ $2 != "stop" ]; then
(以下略)

下記を実行すれば、Redmine自動起動の設定は完了です。

(自動起動に「bitnami-redmine」を含める)
$ sudo chkconfig --add /etc/init.d/bitnami-redmine

次に、Windowsの起動時に仮想マシンも起動させるようにします。
下記の場所にバッチファイルを作ります。
ファイル名は何でもかまいません。
今回はvagrant-up.batとします。

  • 場所(Windows7, 8共通) C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

vagrant-up.batの中身は下記のようにします。
内容は、Vagrant用のフォルダに移動してVagrantを起動する、というものです。
「cd」の移動先は適宜修正してください。

vagrant-up.bat
cd /d d:\centos6
vagrant up

これで自動起動の設定はすべて完了です。


メール送信の設定

チケットの作成・変更時にメンバーへメールで通知するため、メール送信の設定をします。
下記で詳しく解説されているので迷うことはないと思います。

注意点は、メールアドレスやパスワードなどの文字列は引用符で囲むことです。
インストーラ使用時にメールの設定をすると、なぜか引用符なしで記載されてしまいエラーになってしまうので、インストール終了後に別途設定しなければなりません。

送信元にGmailを使う例を以下に示します。

(エディタで編集する)
$ sudo vi /opt/redmine-3.0.4-1/apps/redmine/htdocs/config/configuration.yml

末尾近くにあるproduction:の後に追記します。

viエディタ (/opt/redmine-3.0.4-1/apps/redmine/htdocs/config/configuration.yml)
production:
  email_delivery:
    delivery_method: :smtp
    smtp_settings:
      enable_starttls_auto: true
      address: 'smtp.gmail.com'
      port: '587'
      domain: 'smtp.gmail.com'
      authentication: :plain
      user_name: '(要変更)example@gmail.com'
      password: '(要変更)password'

その後、redmineをリスタートします。
管理者でログインしてhttp://(ホスト名)/redmine/settings?tab=notificationsを開いて、ページ下部にあるテストメールを送信をクリックします。
管理者のメールアドレス宛てにメールが届けば成功です。

送信元にGmailを使う場合の注意点

Googleのアカウント情報のログインとセキュリティにおいて、安全性の低いアプリの許可: 有効に設定しておく必要があります。
無効の場合はメール送信に失敗してしまいます。


プラグインを導入する場合は

私はプラグインを使う予定はありませんが、一応メモしておきます。

SSHクライアント
$ cd /opt/redmine-3.0.4-1

(管理者となる)
$ su
Password: (「vagrant」というパスワードを入力する)

(自動でパスを通してくれるコンソールへ移る)
# ./use_redmine

(プラグインをインストールする)
bash-4.1# (何らかのコマンドを実行)

(use_redmineコンソールを終了する)
bash-4.1# exit

(一般ユーザへ戻る)
# exit

アンインストール

初期設定ではありませんが (^ ^;)
下記のコマンドを実行するだけです。

$ sudo /opt/redmine-3.0.4-1/uninstall
Bitnami Redmine Stack およびすべての関連するモジュールをアンインストールしますか? [Y/n]: (Enterを押す)

----------------------------------------------------------------------------
アンインストールの状況

保存されているデータもすべて削除しますか? [Y/n]: (Enterを押す)

150717 08:55:04 mysqld_safe mysqld from pid file /opt/redmine-3.0.4-1/mysql/data/mysqld.pid ended
 アンインストール中 Bitnami Redmine Stack
 0% ______________ 50% ______________ 100%
 #########################################

情報: アンインストールが完了しました
続けるには [Enter] キーを押してください :