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文系Webプログラマの備忘録

Windows, XAMPP: 本番と同じパスでCGIを実行させる

環境


現状: リモートとローカルそれぞれのパス

Perl

  • リモート: /usr/bin/perl
  • ローカル: C:\xampp\perl\bin\perl.exe

sendmail

  • リモート: /usr/sbin/sendmail
  • ローカル: C:\xampp\sendmail\sendmail.exe

シンボリックリンクを設定する

現状では、ローカルでテストを終えてリモートにアップロードする際、その都度パスを書き換えなくてはならないので非常に面倒です。
そこで、下記の手順でシンボリックリンクを設定し、ローカルでもリモートと同じパスで実行されるようにします。

コマンドプロンプト管理者として実行します。

下記のコマンドを実行すれば完了です。

mklink /d c:\usr c:\xampp\perl
mklink /d c:\usr\sbin c:\xampp\sendmail\

余談: ローカル環境からメールを送信する

下記の記事に従うことで簡単に設定できました m(_ _)m


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Windows: PC起動時にXAMPP内のApacheとMySQLも自動で起動させる

最終更新:

環境


XAMPP Control Panel管理者として実行します。
f:id:sutara_lumpur:20170408170844p:plain


ApacheMySQLの各モジュールが停止した状態で、左端のバツ印のボタンをクリックします。
f:id:sutara_lumpur:20170408170910p:plain

なお、モジュールが起動した状態でボタンをクリックすると、下の画像のようなエラーが表示されます。
f:id:sutara_lumpur:20170408170920p:plain


下の画像のようにボタンが緑色のチェック済みマークに変われば、次回から自動起動されます。
今回はStartボタンをクリックして手動で起動します。
f:id:sutara_lumpur:20170408170935p:plain

まとめ: XAMPPの導入 (現在の職場のためのマニュアル)

目次


XAMPP導入の目的

XAMPP(ザンプ)とは、本番のウェブサイトと同じくPHPCGIが動作する環境を、1台のローカルPCに構築するソフトウェアです。
下記の4つのソフトウェアがインストールされ、それぞれの連携のための設定も自動で行われます。
開発環境を手軽に構築でき、ローカルでPHPCGIの動作を確認することができます。


導入対象と影響範囲

ウェブサイト制作に使うPCそれぞれにインストールします。
それぞれのXAMPPは独立しており、他のPCには影響しません。
ただし、当然、ウェブサイト制作で他のメンバーと共同で扱うファイルなどは別です。

なお、従来はHTMLの表示をブラウザで確認する場合、ファイルとして直接開いていましたが、XAMPPの導入後はウェブサーバにリクエストを送るという形式に変わります。
つまり、HTMLファイルをダブルクリックするのではなく、ブラウザでURLを入力してページを開くことになります。

また、パスに日本語文字を含めることはできなくなります。
ウェブサイトとなるフォルダの中身はもちろん、そこまでの経路(パス)にも日本語文字を入れてはいけません。
サーバがページを表示できなくなってしまいます。
そのため、ウェブサイトとその他の資料・文書とは明確に分離し、専用の場所を新たに設けてそこへ移す必要があります。
または、シンボリックリンクを設定します。


XAMPPをインストールする

下記のウェブページを参考にして、XAMPPをダウンロードし、その後インストールしてください。

なお、下記のページの情報も大いに役立ちます。


XAMPPを自動で起動させる

毎日の作業の手間を省くため、PCを起動したらそれに伴ってXAMPPも自動で起動するように設定します。


シンボリックリンクとバーチャルホストを設定する

"導入対象と影響範囲"の項目で触れたように、パスに日本語が含まれるフォルダをドキュメントルートに指定するため、シンボリックリンクを利用します。
また、ローカル環境で複数のウェブサイトを管理しつつ、各ウェブサイトのディレクトリ構造を本番と同じにするため、バーチャルホストを設定します。


CGIやメール送信を動作させる

XAMPPをインストールしただけでは、PHPは動作しても、CGIやメール送信はおそらく正常に動作しないでしょう。
動作させたいディレクトリにOptions +Includes +ExecCGIを設定しなければなりません。
また、CGIを実行するプログラムへのパスを、開発環境と本番環境とで揃えられれば便利です。

Options +Includes +ExecCGIについては、前述の参考ページに載っています。
パスについては下記のページをご覧ください。


タイムゾーンを変更する

初期状態でのPHPタイムゾーンEurope/Berlinになっているので、日本のタイムゾーンに変更します。

C:\xampp\php\php.ini

date.timezone=Asia/Tokyo

DreamweaverPHPをプレビューさせる

下記の記事を参考にしてください。


以上です。