まとめ: XAMPPの導入 (現在の職場のためのマニュアル)
目次
- XAMPP導入の目的
- 導入対象と影響範囲
- XAMPPをインストールする
- XAMPPを自動で起動させる
- シンボリックリンクとバーチャルホストを設定する
- CGIやメール送信を動作させる
- タイムゾーンを変更する
- DreamweaverでPHPをプレビューさせる
XAMPP導入の目的
XAMPP(ザンプ)とは、本番のウェブサイトと同じくPHPやCGIが動作する環境を、1台のローカルPCに構築するソフトウェアです。
下記の4つのソフトウェアがインストールされ、それぞれの連携のための設定も自動で行われます。
開発環境を手軽に構築でき、ローカルでPHPやCGIの動作を確認することができます。
導入対象と影響範囲
ウェブサイト制作に使うPCそれぞれにインストールします。
それぞれのXAMPPは独立しており、他のPCには影響しません。
ただし、当然、ウェブサイト制作で他のメンバーと共同で扱うファイルなどは別です。
なお、従来はHTMLの表示をブラウザで確認する場合、ファイルとして直接開いていましたが、XAMPPの導入後はウェブサーバにリクエストを送るという形式に変わります。
つまり、HTMLファイルをダブルクリックするのではなく、ブラウザでURLを入力してページを開くことになります。
また、パスに日本語文字を含めることはできなくなります。
ウェブサイトとなるフォルダの中身はもちろん、そこまでの経路(パス)にも日本語文字を入れてはいけません。
サーバがページを表示できなくなってしまいます。
そのため、ウェブサイトとその他の資料・文書とは明確に分離し、専用の場所を新たに設けてそこへ移す必要があります。
または、シンボリックリンクを設定します。
XAMPPをインストールする
下記のウェブページを参考にして、XAMPPをダウンロードし、その後インストールしてください。
なお、下記のページの情報も大いに役立ちます。
- 参考: XAMPPの使い方
XAMPPを自動で起動させる
毎日の作業の手間を省くため、PCを起動したらそれに伴ってXAMPPも自動で起動するように設定します。
シンボリックリンクとバーチャルホストを設定する
"導入対象と影響範囲"の項目で触れたように、パスに日本語が含まれるフォルダをドキュメントルートに指定するため、シンボリックリンクを利用します。
また、ローカル環境で複数のウェブサイトを管理しつつ、各ウェブサイトのディレクトリ構造を本番と同じにするため、バーチャルホストを設定します。
CGIやメール送信を動作させる
XAMPPをインストールしただけでは、PHPは動作しても、CGIやメール送信はおそらく正常に動作しないでしょう。
動作させたいディレクトリにOptions +Includes +ExecCGI
を設定しなければなりません。
また、CGIを実行するプログラムへのパスを、開発環境と本番環境とで揃えられれば便利です。
Options +Includes +ExecCGI
については、前述の参考ページに載っています。
パスについては下記のページをご覧ください。
タイムゾーンを変更する
初期状態でのPHPのタイムゾーンはEurope/Berlin
になっているので、日本のタイムゾーンに変更します。
C:\xampp\php\php.ini
date.timezone=Asia/Tokyo
DreamweaverでPHPをプレビューさせる
下記の記事を参考にしてください。
以上です。