Windows: VagrantをXAMPPと同様に快適に使うために
ローカルでの開発環境として、XAMPPと同じ快適さでVagrantを使いたい。
その願望をかなえるために試行錯誤しました。
条件、願望
- 開発環境はすべてVagrantで管理する仮想マシン内に存在する。
(関連記事: Windows: XAMPPの代わりにVagrantとChef-soloを使う) - Vagrantのフォルダ全体をDropbox内に移し、複数のPCで同期して使いたい。
- ホストマシンの起動時に、自動で仮想マシンも起動させたい。
Vagrantのフォルダ全体をDropbox内に移す際の注意点
.vagrant
フォルダだけはDropboxに同期させないようにします。
仮想マシンのIDなどが記録されているので、これが別のPCに同期されるとそのPCで作った仮想マシンが認識されず、仮想マシンをはじめから作り直すことになります。
タスクトレイのアイコンをクリックして基本設定
のウィンドウを開きます。
注意: すでに同期している状態から外そうとすると、.vagrant
が削除されてしまいます。
事前に別の場所にコピーしておいてください。
Windowsの起動時にバッチファイルを実行する方法
スタートアップ
フォルダにバッチファイルを放り込むだけで実現できました。
vagrant_up.bat
cd C:\Users\Yuusaku\Dropbox\vagrant\3test vagrant up
※ スタートアップ
の場所(Windows7):
C:\Users\Yuusaku\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
追記 (2014-08-10)
バッチファイルをコマンドプロンプト以外で関連付けしている場合
私の場合、バッチファイルをテキストエディタで開くように関連付けしています。
そうすると、上のようにバッチファイルをそのままスタートアップフォルダに置く方法では、テキストエディタが起動するだけでコマンドが実行されません。
そこで、バッチファイルのショートカットを作り、そのリンク先を書き換え、それをスタートアップフォルダに置くことで解決しました。
リンク先
cmd.exe /c C:\Users\Yuusaku\vagrant_up.bat
cmd.exe
と入力するだけで、自動でC:\Windows\System32\cmd.exe
のようなフルパスに補完されます。
/c
オプション以降はコマンドとして認識されます。
なお、どうせなら/k
でコマンドプロンプトを終了させずにそのまま使おうとしましたが、なぜか通常のコマンドプロンプトとは別系統のアプリケーションとして認識されてしまい、タスクバーにアイコンが2つ表示されてしまって何だかカッコ悪いので断念しました。